director's voice

木工ふくよか(木工)

Q1
「工房からの風」への出展作品についてお尋ねします。
木工ふくよかさんの代表的な作品、または、定番的な作品、作り続けている作品の中から、ひとつをご紹介ください。

A1
代表的な作品はスプーンです。
すくう部分の角度や口当たり、持ち手の形など、何度も試行錯誤を重ねて完成したスプーンです。
特にすくう部分はできるだけ薄く仕上げ、口当たりのなめらかさにこだわりました。
実際にお使いいただいた方からも「口当たりが良くて食べやすい」というお言葉をいただくことも多いです。
日々の暮らしの中で、このスプーンを手にされた方が、ほっと和むような気持ちになれますようにと願いながら、一つひとつ丁寧に制作しています。

Q2
もう一つ作品について教えてください。
今回、特に見ていただきたい作品はどのようなものでしょうか。
新作や、今特に力を注いでいる作品についてひとつをご紹介ください。

A2
スツールです。
ただ座るだけの道具ではなく、インテリアの一部として暮らしに寄り添い、気持ちをやわらげる存在であってほしい。
そんな思いからスツールの制作にも力を入れています。
マカロンのようなカラフルなスツールや、ぽてっとした台座とゆるやかなカーブを描く楕円形のスツール、木目の美しさを愉しめるスツールなど、さまざまにご用意しています。
家具職人であった経験を活かし、座り心地や使いやすさはもちろん、インテリアのアクセントとしても楽しめるようなデザインを心がけています。
ぜひ座り比べて、お好みのスツールを見つけていただけると嬉しいです。

Q4
「工房からの風」の出展が決まってから、木工ふくよかさんに起こった変化について教えてください。

A4
独立した当初は、自分の作品が受け入れてもらえるのか、不安な気持ちもありました。
そんな時期に「工房からの風」への出展が決まり、自分の作品に自信を持てるようになり、さらに磨いていきたいという想いが強くなりました。
また、数回にわたるミーティングを通して、つくり手としてどうあるべきか、どのような作品を届けたいのか、自分自身とじっくり向き合う時間をいただきました。
その経験が、迷うことなくものづくりを続けられる力となり、新しい作品を作りたいと思う原動力になっています。

「木工ふくよか」の横田博之さんは、「工房からの風」のミーティングへの皆勤賞!
10月1日のおりひめ神社での「千客万来安全祈願祭」にも参列くださったのでした。
埼玉の山の方からなので、決して近くではないのですが。

ものづくりのタテやヨコのつながりが少ない作家の方々に、ミーティングなどの交流を活用していただけるのはとてもうれしいことです。
この機会を有効に生かしてくださり、当初はスプーンなど器系の出展構成から、スツールにも展開を広げられた横田さん。
当日はふくよかに、伸び伸びとした展示が期待できますね。

木工ふくよかさんの出展場所は、コルトン広場、モニュメント周り。
向かい側には、素材の学校テント、山野うさぎさん、ラグラグさんのテントもあります。

インスタグラムはこちらです。
→ click